タラバガニの最大の魅力である脚がおすすめなのはもちろんですが、殻が少なく、総重量に対して身が多いむき身(ポーション)を特におすすめします。
カニ姿
カニ姿
カニ姿の名前の通り、まさに丸のままのタラバガニです。一見派手で豪華ではありますが、カニ味噌を食べないタラバガニにおいて、カニ姿はほとんど意味がありません。本当に派手で豪華な見た目のためだけです。
活タラバを買った場合は必然的にこの姿になりますが、生タラバの場合にカニ姿を買うのは無意味!と断言してしまっていいと思います。
※活タラバについては以下記事をチェックしてみてください。 生タラバと活タラバ、タラバガニを買おうと思ったときに必ず出てくる表記です。 生と活なんて、どちらも「いきる」って読みますし、生活なんて言葉もあるくらいなので違いがよくわかりませんよね。パッと見は同じよ ...
生タラバガニと活タラバガニの違いは?美味しさや調理法レシピにも違いはあるの?
カニ脚
タラバガニの魅力はなんといってもそのボリュームたっぷりの脚です。ミソを食べないタラバガニはここが勝負です。
一口にカニ脚と言っても、
- 肩脚
- むき身(ポーション)
- 半むき身(ビードロカット)
と種類がありますので、違いを覚えておきましょう。
肩脚
肩脚
カニの肩は脚の付け根の部分を指し、肩脚は甲羅から脚を外した状態のものです。付け根のほうは殻ばかりで身が少ないです。
総重量に殻の重量が入っている、意外に食べるところがなく、損をした気持ちになるかもしれません。
むき身(ポーション)
むき身(ポーション)
カニの脚を食べやすくむいたもので、生タラバガニといえばこのポーションが一般的です。
解凍後、すぐにそのまま食べたり、あるいはすぐに調理することが可能なので便利です。しかし便利なばかりでありません。殻が外されているため、総重量に対する可食部重量(殻を除いた実際に食べられる部分)が多いのが最大のメリットです。
英語ではportionと表記し、一部という意味を持ちます。アラサーとしては、ファイナルファンタジーの回復薬として有名なポーションを思い出しますが、あちらはpotion(薬)ですので別のものです。
半むき身(ビードロカット)
半むき身(ビードロカット)
殻を半分カットしてあるむき身で、ハーフポーションとも呼びます。ポーションより見た目のインパクトがあり、最初から半分カットされていて食べやすいので、鍋料理などに適しています。また、鍋料理の場合には殻からダシが出ることにも期待できます。
カニ爪
カニ爪
カニ爪はいちばん大きなはさみを指し、1匹のタラバガニから2つしかとれない希少部位です。最も運動する部分で筋肉が発達しているため、弾力抜群の歯ごたえと、強い旨味を持っています。食べるのは大変ですが、一番おいしいところと言えるかもしれません。
カニ味噌
カニ姿の項でも書いたとおり、普通タラバガニはカニ味噌を食べません。タラバガニだけでなくハナサキガニもそうなのですが、ヤドカリの仲間はカニ味噌が痛みやすいためです。ですので、カニ姿の場合でもカニ味噌はすでに取り去られている場合が多いです。
どうしてもタラバガニのカニ味噌を食べたい場合には活タラバを注文することになりますが、「カニ味噌は食べたいけれど、どうしてもタラバガニのカニ味噌でなければいやだ!」というわけではなければ、ズワイガニやケガニを選ぶんだほうがよいでしょう。
ズワイガニで身を味わい、ズワイガニとケガニのカニ味噌を味わえる、食べ比べセットもおすすめです。
それではさっそくタラバガニのお店を見てみましょう。