四大カニのひとつである花咲ガニですが、いろいろと興味深いトリビアがありました。
※四大カニ…タラバ、ズワイ、ケガニ、花咲ガニ
花咲ガニもヤドカリ
花咲ガニも実はカニではなく、ヤドカリの仲間のようです。
カニは足10本ですが、花咲ガニは足8本です。私たち一般人でもカンタンに見た目で判断できるってことですね。
正確にはエビ目(十脚目)・ヤドカリ下目・タラバガニ科に分類される甲殻類の一種です。
ということは、四大カニ(タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニ)のうち半分はカニではないということになりますよね?タラバガニもヤドカリの仲間なので。ものすごい概念というか、時空を超えたワードですね。
業界側の販売戦略上でできた言葉でしょうか。
チョコレート業界が売上アップのために普及させたと言われる、バレンタインデーの文化に共通するものを感じます。
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名前の由来
花咲ガニの名前の由来は、2つの説があります。
地名説
漁獲地となっている、北海道・根室の地名「花咲」に由来しているという説です。
実際にGoogleマップなどでチェックしてみても、花咲町というエリアがいまでも確認できます。場所はこのあたり。
花っぽい説
もうひとつが、体表面のトゲトゲが茹でられると花のように見えるという説。
たしかにカニの中では際立ったトゲトゲがありますが、これが「花か?」というと個人的にはそうは見えないですね。えぇ、個人的には。
サンマが餌?
北海道の沿岸を中心に日本でも花咲ガニの漁業が行われていますが、餌がサンマであることにびっくり。
一般的なカニ籠(Amazonにも売ってました)が使われるのですが、その中に仕掛ける餌がサンマらしいです。
不思議ですよね?
だって日常生活の花咲ガニたちは、どう考えたってサンマを食べてるとは思えないです。もちろん死骸であれば食べるかもしれませんが、カニが生きているサンマを捕食できるとは考えられない。
でも人間が何十年も効率化を研究していた結果、たどりついた答えはサンマ。最初に発見した人に感服です。
アメリカザリガニがスルメイカでよく釣れることに気付いた人も天才だと思います。淡水と海水の違いあるのに。
水族館で買われているオオグソクムシってキャベツが大好物なんだそうです。これまた不思議。
人気動画
人気ユーチューバーTOMIKKUNETさんが、花咲ガニを豪快に食べる動画をアップしてます。
本当にただ単に茹でて食ってるだけなのに、50万回以上も再生されてるという・・・。
TOMIKKUNETさんが人気なのか、花咲ガニが人気なのか。
この動画からだけでは判別できません。
最後に
私はこれまで通販の生タラバガニばっかりでしたし、最近だとレビュー記事も書いたしたらばしか食べてません。
でも自分で花咲ガニについて記事書いてたら、花咲ガニも美味しそうに見えてきました。
こういった花咲ガニ通販のニッチサイトもあるので、研究しながらコスパいい花咲ガニに出会いたいと思います。
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