今でこそタラバガニマスターを自負する私ですが、やっぱり最初は何を基準に選んでよいかわからず、また選んだ結果どのくらいの量があるのかわかりませんでした。
スーパーでお肉を買おうと思ったら、重さがちゃんと書いてあって食べられる量もだいたいその重さ通りなので簡単ですが、カニの場合はそうはいきません。
多く買い過ぎても食べきれないうちに賞味期限が来てしまい無駄になりますし、少なすぎても物足りなくてモヤモヤすることになりますので、表記方法の意味と適量を知っておきましょう。
※カニは再冷凍NGなので適量がベスト。詳しくは以下記事で解説しています。 いよいよ待望の生たらばがにが手元に届きました。すぐにでも食べたい気持ちはわかりますが、グッとこらえて、おいしさを逃がさないように確実に解凍しましょう。 解凍方法を間違えるとせっかくのカニが台無しになっ ...
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表記方法
タラバガニの大きさの表記には、L,2Lなどのサイズと、g,㎏(重量)の2種類があります。
輸入の際は、重量によってS,M,L,2Lと業者間で規格が決められています。輸入される産地ごとに違いますので、以下にまとめます。
S | M | L | 2L | |
ロシア 西カムチャッカ産 |
300g以下 | 301g~500g | 501g~700g | 701g~900g |
ロシア アヤン産 |
200g以下 | 201g~400g | 401g~600g | - |
アメリカ アラスカ産 |
- | - | 701g~900g | 901g~1100g |
ノルウェー産 | 300g以下 | 301g~500g | 501g~700g | 701g~900g |
見ていただいてわかる通り、業者間の規格はあるものの、産地によってばらばらです。しかもこれはあくまでも輸入の際のルールで、国内で販売する場合にはこのルールが適用されず、販売店ごとに独自に決めて販売するために混乱が生じます。
ですので、カニを購入するときは重量(g,㎏)を基準に判断しましょう。
ただ、その重量も業者によって計り方がまちまちですので注意が必要です。というのも、タラバガニの表面にはグレースと呼ばれる身を乾燥から保護するための氷の膜がついているのですが、業者によってはそのグレースの重さも表記重量に含んでいることがあるためです。
※購入時の注意ポイントを以下でまとめています。 ここまでタラバガニの基礎知識、生タラバと活タラバの違い、タラバガニの部位、そして食べ方にあわせて最適な選択をすべきであることを説明しました。そろそろご自身の欲しいカニがどんなものかイメージ出来てきたで ...
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適量:1人前は500gくらい
カニの身の量(総重量ではないので注意してくださいね!)で1人前500gが大体の目安になります。私はカニが好きすぎて、せっかくカニを食べるならおなかいっぱい食べたいので、一人前700gくらいで考えています。
鍋料理のように、カニ以外にもお野菜をたくさん食べるような調理方法では500gで十分ですが、カニ主体で食べる調理方法の場合には500gより多めでいいかなと思います。
早見表
総重量と可食部重量を早見表としてまとめましたので参考にしてください。
ポーション(むき身)は殻の重量が少ない分お得だということを絶対に忘れてはいけません。
ポーション(むき身) | 総重量 | 500g | 1㎏ | 1.5㎏ | 2㎏ | 3㎏ |
可食部重量 | 約420g | 約840g | 約1.2㎏ | 約1.7㎏ | 約2.5㎏ | |
肩脚 | 総重量 | 500g | 1㎏ | 1.5㎏ | 2㎏ | 3㎏ |
可食部重量 | 約360g | 約700g | 約1㎏ | 約1.5㎏ | 約2㎏ | |
カニ姿 | 総重量 | 500g | 1㎏ | 1.5㎏ | 2㎏ | 3㎏ |
可食部重量 | 約150g | 約300g | 約450g | 約600g | 約1㎏ |
まとめると、ポーションの場合、1人前なら総重量で600g(可食部重量で約500g)を基準として、2人前ならその倍の1.2㎏、3人前なら3倍、4人前なら4倍と考えましょう。
お店では500g単位で売っていることが多いため、1人前600gだけ買うというのは難しいですが、予定の人数で食べるのに適した量に近づくように買い、食べきれない量を全部解凍してしまうのはくれぐれも避けてください。
適量をなんとなくでもOKなので把握したら、次はタラバのお店選びです。おすすめの生タラバガニ販売店をTOPページで紹介しています。